こどもの育毛薬と改善方法

髪の悩みは高齢者だけのものとは限りません。こどもでも何らかの病気やストレスが原因で、抜け毛が気になる場合は多いでしょう。しかし育毛薬は専ら大人のために開発された製品なので、こどもが使うには少なからぬ問題があると言えます。特に男性型脱毛症に効果のある強力な育毛薬は、男性ホルモンに影響を与えるため、ホルモンバランスの不安定な幼少期に与えると、重大な副作用を起こす可能性があります。またこどもの皮膚は大人よりも柔らかくて敏感ですから、大人向けの育毛薬に含まれる刺激の強い成分は、アレルギーや肌荒れを起こす原因になります。どうしても育毛薬を使いたいなら、強い効果のある医薬品は避ける必要があります。香料や着色料などの添加物を含まず、天然素材でできた肌に優しい育毛剤なら、こどもの年齢にもよりますが、様子を見ながら使用するのは悪くありません。
こどもの脱毛には安易に育毛剤を使用するよりも、原因をはっきりさせて改善方法を考えることが大切です。抜け毛が深刻ならば、医師に相談することも必要になります。たとえばアレルギーが原因になっている場合は、皮膚科でアレルゲンを特定し、花粉対策を施したり食生活を工夫したりするのが第一です。頭皮を不潔にしていることや、偏食・睡眠不足などのせいで抜け毛が目立つ場合は、生活習慣を改めれば改善されることもあります。また最近では勉強や人間関係の悩みで、ストレスを溜めているこどもも少なくありません。このような時はこどもの話を注意深く聞き、場合によってはカウンセリングを受けさせることも必要になります。こうした対策を講じた上で、育毛剤を補助的に用いるなら、一定の効果を期待できるでしょう。